- 2016/03/17
- 〔第3回〕電気とは(続き)
電気は皆さんの身の回りのいたるところに存在しています。下敷きを頭に接触させて勢い良く擦り、ゆっくり持ち上げると髪の毛が吸いつけられ髪の毛が逆立ちます。これもまた電気の仕業です。この場合、下敷きにはマイナスの電気(電荷)が集まり、髪の毛にはプラスの電気(電荷)が集まります。
電気は雷の稲妻のように目に見える場合と髪の毛が逆立つ時のように目に見えない場合があります。目に見えない場合は「電界(電場)」や「磁界(磁場)」と言う形で存在しています。
ところで皆さんは、物質は何でできているかご存知ですか。もちろんご存知の方も多いと思いますが、物質の最小単位は「原子」です。そしてこの原子はプラスの電荷を持つ陽子と電荷を持たない中性子、マイナスの電荷を持つ電子からできています。通常、このプラスの電荷、マイナスの電荷を電気といいます。ですから電気には(+)と(-)の2種類があるわけです。
今までのことからもうお分かりと思いますが、
『電気とは +電荷 や -電荷 が作用することにより起こる現象の総称』
ということができます。摩擦による髪の毛の逆立ち、雷のような放電現象、ビリッとする感電など、その全てが該当します。大変興味深いですね。